第6回★ぜみ主催の最終講義 ご報告!

昨日10月21日、★ぜみ(Mont Analogue)主催の第6回最終講義がありました。

 

「最終講義」というと、先生の最後の講義を聴く〜と思われがちですが、

私たち★ぜみの最終講義は、講義のみならず、実際に講義にあらわれた作品も見にでかけて、

食事しながら★先生と講義のつづきや作品についても話しちゃおう〜というものだから、

アクチュアルで、「最終」とついていたって終わりがないのですね〜。

 

巖谷先生の引きだしは無数にある。

今回のご講演は先生の「写真」という引きだしからくりひろげられたもの。

この講演で、どんな風に★先生の写真が生まれてきたのか、

その「瞬間」の話を伺うことができました。

 

☟以下、われらリポーターokjからご報告☟

今回の★先生のご講演で、われわれは、写真とは何かについてはじめて知ることになりました。

一時は「光画」と呼ばれていた写真。そのことばのあらわすもののお話からはじまって、

★先生が反応する写真の要素や、写真が呼びおこすアナロジー、オブジェや旅や時空の視点などから、

ときには映画との相違や絵画への影響についてまで交えて語られ、

写真には人間が見た世界とはまったく別のものが写り、新しい真の現実ともいえる世界があらわれることがわかりました。

そう、特に★写真には!

 

★先生が旅の過程で出会いがしらに「撃つ!」、無限の時間と空間のなかからただ1点を選ぶ行為、

世界がひとつになる瞬間!

このお話のときには、会場の観客がその陶然とする感覚を味わってしまいましたね。

事実この★写真展、訪れる誰もが、どうしようもなく惹きつけられ陶然とするこれは!!という作品に出会ってしまうんですよね。

ですので、ご講演の後半で★先生が作品たちをスライドショーにして「ギャラリートーク」をしてくださったのも本当にうれしかったです。

一枚一枚の物語にぐいぐい引きこまれ、時を忘れました。

 

★先生の、子どものころからの世界の見え方のお話も感動的でした。われわれは教育によって同じものを見ていると思わされていて、

本当は見え方も色彩の感覚も、程度の差があってすべて連続しているのですね!正気も狂気も、夢も現実も。シュルレアリスム!

 

写真が、これほどまでに魅力的、魔術的なものだとは。

与えられた現実からの自由への窓でもあり、ものすごい解放感、快楽です!

今回の写真展と、モン・アナログによる★ご講演によって体感することができて、感激しています。

満員の講演会場の熱気、さらに講演後のモン・アナログ夕食会に集ったひとびとの多様なすばらしさ!

★先生をめぐり、このような展開が起こることにあらためて驚き、この時代にあって可能性を感じました。

まさに「不可能号」に乗って登山冒険へ繰りだす『類推の山(Le Mont Analogue)』のようですね~!

 

★先生、モン・アナログ事務局のみなさま、高輪区民センターのヒシキさま、

ご講演・夕食会にお集まりくださったみなさま、

本当にありがとうございました!!(okj)