巖谷國士が語るシュルレアリスムとメヒコ!

22日は瀧口さんやミロをめぐって、〈遊ぶ〉シュルレアリスムという生き方を考え、今期のぜみのまとめをしたあと、京都からはせがわさんをむかえて★先生によるメヒコ講演の続編が行なわれました。

 

昨年の京都産業大学での★メヒコ講演に参加した人、参加できなかった人双方からの「もっと聴きたい~!」という熱烈な希望で、続編・シリーズ化を実現してくださったものです!

 

メヒコという土地、民族、歴史、古代文明、古代神話、政治革命、芸術革命、現代政治~という壮大な規模でメヒコの紹介をする回(メヒコ2)、
じつに多様なメヒコ出身の芸術家たち、あるいはメヒコへ流れついたあらゆる国からの芸術家・亡命者たち(そのほとんどがメヒコに魅せられて定着してしまう!とくに女性たち!)の作品のかずかずを見せて、その解説をしてくださった回(メヒコ3)を経て、この日は★先生がつくられたメヒコ人名録についての講演でした(メヒコ4)。

メヒコにかかわった、60人ちかくの人物が挙げられた世界初ともいえるリストです! 革命家、大統領、政治家、暗殺者、大壁画家、画家、写真家、彫刻家、映画監督、女優俳優、ノーベル賞作家、演出家、シュルレアリスト、日本史上の人物、日本人移民、そのほか……超有名人から意外な人物、まったく知られていなかった人物まで!こんなふうにメヒコを把握することになるなんて、誰も予想だにしなかったことで、★先生の魔法としかいいようがありません!

 

京都産業大学でのご講演(メヒコ1)からはじまって、このようにメヒコを語る展開はいままでにない画期的なもので、本当にみなが驚き、感動したのでした。そして★先生の語るメヒコに、聴けば聴くほど魅せられてしまいます。もっと知りたい! メヒコに行きたい! メヒコ人になりたい!

この日あつまった観客やぜみ生のなかには、卒論・修論を出せた人、引きつづきぜみに残れることになった人、就職が決まった人、昇進した人、などめでたい人たちがたくさん! お祝いしながら20人以上で鎮海楼で打上会をし、さながら第9回最終講義となったのでした。★メヒコ講演ももしかしたら、5・6・7・8・……と続いていくかもしれませんね!

(okj)